2016年6月に走行4,600kmの中古で買ってから、約一年半10,000kmほど乗りました。
年間で6,000kmほどしか乗ってないので今までのバイクで一番乗ってない車輛になってるかもです。
このブログのここ一年くらいは899のインプレを見に来られる方が多いので、パニガーレの本当の感想を書くのが良いのだろうと、珍しく買ってからもインプレを書いてます。今回も10,000km乗ったので書きます。
今は、わりと好きなバイクになりつつあります(ここ重要・笑)。
それは色々対策したからなのと、対策というカスタムをしたから愛着がでたというのも大きいと思います。
でも、ココに見に来る人はそういうのを求めていないでしょうし、購入検討材料を探されてるのだと思うので、ほぼノーマル状態での印象なんかを書きます。
ま、今は後継機の959も出てますし、899の記事がそんなに求められて無さそうですけどね。
ということで、つらつら書きます。
購入直後、スーパーバイク買った割にフレンドリーかもと思っていました。
が、ツーリングにしろサーキットにしろ、速度を上げた時の挙動が良くなかった。
良くなかったという表現では足りなくて、悪かったんですよね。
それは一つにドゥカティのミドルクラススーパーバイク特有の装着されているパーツがフルサイズスーパーバイクに比べてチープだからというのも大きいのかも知れないのだけど、根本的なところに問題があるように思います。
実は最初の印象は凄く良くなかったです(笑。
それは今もあんまり変わらなくて、ノーマル状態は凄く良くない。
好みもありますがマフラーよりステップとリアサスは絶対交換した方が良いです。全然乗り味が良くなります。飛ばす飛ばさない色々だと思うけど、リアサス>ステップかなぁ。ノーマルのザックスサスペンションは本当に仕事してませんから、街乗り程度でも変えるべきだと思います。
後は、やっぱり電子制御がいまいちイケてない感じしますね。フルサイズのパニガーレはよく出来てるのかもですが、国産やBMWなんかからすると全然できてない感じしますね。これは特にスポーツライディングすると顕著に感じます。普通に乗る程度では問題にならないですけどね。スーパースポーツ乗ってて飛ばさないわけないですしね。
僕はメンテナンスに関して、バイク屋さん任せなんですが、それでもメンテナンス性はすごく悪いみたいです(工賃になって跳ね返ってきます)。ま、色々ですが、とりあえずカウル脱着が今までのスーパーバイク系とは違って面倒みたいですね。
899特有というところで言うと、タイヤサイズがやっぱり違和感です。180/60 17インチなんですが、60扁平はプロファイルとして尖ってるので寝やすく、バンクしてる時の設置面積も大きくてコーナリングスピードがあがる!みたいな話なんですけど、僕はどっちかというと今まで通りの55扁平で良かったなぁと感じます。正味で言うと55も60もそんなに違和感はないです。が兎にも角にもタイヤ銘柄が選べないのが問題です。ツーリング用途向けだとピレリ・ディアブロロッソ3、ミシュランのPower RSのみ。もちろんコンペティション用途向けはあるんですけど、サーキット以外でのコンペティションタイヤは温度依存、ウェット性能が低いですし、なにより寿命も短いですしね。ドカはだまってピレリ履くべしでも良いですが、選択肢が少ないのはやっぱりなぁって思います。
美点でもあり欠点でもありますが…。8000rpm以下でエンジンがダルいです。これはレーシングモードにしてもです。公道でそこより上ってなかなか使わないので、その回転数以下でいうと公道で楽しめるようにダルくされてるんだと思います。でも本当は、900ccの水冷L-Twinのしかもスーパーバイクなんだからもっとビシっと回るでしょうって思うんです。8000rpmから上はまさにその通りビシっと回るんですが、ともあれ8000rpm以下はダルいです。ダルいというのは扱いやすいということでもあるので、競わなければ楽しいんですけどね。
と、とりあえず、ライディングにかかわるところだけでも書いてみました。
繰り返すけど、今はだいぶネガがなくなってきて、わりと気に入ってるバイクです。
後は…アレとアレとアレだなぁってのはありますが…(汗