今年の3月。大阪モーターサイクルショーの即売会場、WINSヘルメットのブースにて。
お、カーボンヘルメットやん。て話から、色々聞いていくうちに、かつ、お安くしてくれるって事になり、WINSヘルメットのA Force GTってモデルのヘルメットを購入した。
まずカーボンヘルメットでメチャ軽くて、サーキットユースメインに考えて作られており、MFJ対応だったりと大手二社にない作りをしているメーカーでした。ちなみに石川県に本社がある日本人スタッフの会社のようです。生産は中国。
で、あの4/29。交通事故をした日。初めてのヘルメットを下ろした日でもありました。
打ち所が良くなかったのか、今もリハビリは通ってます。ヘルメットにも重大なダメージがあり、カーボンだけど割れが発生してました。
でも、このヘルメットの印象は悪くなくて、一番に軽かったので、保険が出たタイミングで同じモノを買い直しました。
で、こないだの9/17の岡山国際サーキットへ持って行って試用しましたところ。他にも利点が色々あって、サーキット走る時はコレにしようって感じに思えてます。
良い点
やっぱり軽いって事。1,250gしかないって事。頭に重たいものが乗ってるとやっぱり疲れるわけで軽いのはだいぶ助かります。他のメーカーがヘルメットの重さについて書いてないので、WINSを信じるしかないけれど、だいたい500gほど軽いみたい。ペットボトル1本はわりかし重いよね。
MFJを取得している事。競技に出ようとすると競技車検でMFJ取得ヘルメットかどうかってのが問われます。アライはわりかしMFJ公認を取得しているけれど、ショウエイは今年のモデルだと最上級グレードのX-Fourteen取得していないし、OGKも最上級グレードのみ対応という感じ。ちゃんとMFJ公認取得されてるコレはエライ。
上方向の視野角が広いこと。フルバンクしているオートバイのコーナーの奥を見るには上方向の視野角がないと見えない。以前、ショウエイのXR1100では、これが見えなくて、サーキット用をアライに変更したくらい重要。
アライに比べてディフューザーがマトモで涼しいこと。涼しさにかけてはショウエイが上だと思うけど、ショウエイは上方向の視野角がなぁ…。そういう意味でアライより涼しければ美点。
あと内装が一般的な透湿速乾生地じゃないのも面白い。最近のヘルメットのトレンドだと思うんだけど、汗を吸って速く乾燥させて不快なかぶり心地を減らそうって生地が採用されていないこと。生地は汗を全く吸わない。その代わり30分程度走行したら必ずピットに戻ってくるから、その時、内装をタオルなどで拭うとまたサラサラに戻る。これはサーキット使用前提だからだと思う。だから二本目走りに行く時はサラサラ。以前はどれだけ乾かしても湿った不快感があったがコレは快適。
逆に良くない点
一番はやっぱりよく分からないメーカーだってことかな(笑。本社石川県で電話しても日本人が出てくるんだけど、工場は中国で…。どんだけ検品しても中国産て考えるとやっぱり…って気が僕はします。
今扱ってるお店はバイクセブンとか南海部品がやってるけど、これが浸透して増えていくかは分からないし、むしろ無くなってしまったらってのが不安要素。
それとシールドがだいぶダメ。取り外しはショウエイ式で簡単だけど、流行の曇り留めのピンロックシート的なものがアライ式の貼り付けタイプでなおかつ視界にだいぶ入って鬱陶しいところ。もちろん別売。新品ヘルメットを買うと1枚オマケで交換葉書がついてるけどね。
やっぱりサーキット専用に考えられてるから、一般受けしないのかあまり販売に力を入れてない節が…。ツーリングモデルとかはアフターパーツもそれなりに店頭に置いてあったけど、コレに関しては取り寄せが多かった点。特にシールドの取り扱い点数が少ないのは困るかなぁ。
あとはやっぱりこないだの事故で割れてるのが…心配と言えば心配よね。